アナログ-CAN変換器 ABeeCAN

アナログ-CAN変換器 ABeeCAN

ペリテックが設計・製造したアナログ-CAN変換器 ABeeCAN(エービーキャン)を紹介します。

アナログ-CAN変換器 ABeeCAN(エービーキャン)

ABeeCAN(エービーキャン)は、アナログ信号データ(温度、電圧、温湿度)をCANデータに変換し、CANバス上へ転送するデバイスです。
ABeeCANを使用することにより、配線量と配線コストを大幅に削減できます。

アナログ入力タイプ

アナログ入力タイプ

熱電対タイプ

熱電対タイプ

温湿度タイプ

温湿度タイプ

測定時の配線量低減・ノイズ低減、小型軽量、省電力

計測時の配線量を低減し配線コストを削減

ABeeCANを用いることで、1本のCANバスラインで数十~数百チャンネルのデータを送信することができ、配線量や配線コストの削減が可能となります。

センサ付近での計測モジュール設置によるノイズ低減

アナログ信号データを変換後、CANとしてデータロガーまで配線されるため、測定値のノイズを軽減します。

軽量・小型で取り扱いも簡単しかも省電力

センサーの交換も容易に行うことができ、ケーブル1本でデータ通信と電力共有するので、省電力にもつながります。

測定時の配線量低減・ノイズ低減、小型軽量、省電力

事例

分散型計測システムの構築

多くの計測点が広域に渡って分散されている場合、アナログ信号配線では、前述のように配線量およびその工数、そしてノイズの問題が生じます。このような環境では、ABeeCAN を計測点の近くに分散設置し、ABbeeCAN 間を CAN バスで接続することで、スマートな計測システムを構築することができます。

測定時の配線量低減・ノイズ低減、小型軽量、省電力

自動車の空調開発検査システムの構築

車両の空調開発では、温湿度、電圧といった多くの情報を、室内からエンジンルームに至る車両全域で計測する必要があります。
そのため、各センサーの配線が煩雑化し、作業に多くの時間を費やすこととなります。ABeeCANを用いることで、1本のCANバスラインで各センサーへの配線がしやすく、センサーの交換も容易となります。
車両の各点を測定する際、ABeeCANを測定点付近に分散して設置することで、配線量、配線工数の削減が可能となり、より効率的な多点計測システムが構築できます。

自動車の空調開発検査システムの構築

仕様

全製品 共通

通信仕様CAN通信(500kbps)
サンプリングレート1Hz
供給電源DC12V
最大接続数30

アナログ入力タイプ

寸法 151×46×78mm(WHD)
重量293g
センサー接続コネクタEPG00302HLN(LEMO社製)
入力仕様アナログ電圧入力(差動)
測定レンジ±12V
入力チャンネル数8ch
絶縁チャンネル間絶縁
分解能16bit

熱電対タイプ

寸法151×46×78mm(WHD)
重量293g
センサ接続コネクタPCC-SMP-V-K メス
(オメガエンジニアリング社製)
入力仕様熱電対Kタイプ
入力チャンネル数8ch
絶縁チャンネル間絶縁
分解能16 bit 以上

温湿度タイプ

寸法151×46×63mm(WHD)
重量256g
センサー接続コネクタφ3.5ピンジャック メス
センサー型式SHT-75(SENSIRION社製)
入力チャンネル数10ch
測定温度範囲-40℃~120℃
(精度:±0.3℃ at 25℃)
測定湿度範囲0~100%RH
(精度:±1.8%RH at 25℃)
分解能14bit(温度)、12bit(湿度)