鋼板磁気特性テスター
ペリテックで開発した鋼板磁気特性テスターを紹介します。
二次元磁気特性を任意波形、自動追従制御で評価
トランスに使用される方向性電磁鋼板などの鋼板試料の二次元磁気特性を測定するテスター。
Sin波状の磁場で単純な円形に励磁した場合の特性の測定から磁束密度が任意形状になるよう磁場を自動追従させた測定までが可能です。
ハードウェア(PXI)、ソフトウェア(LabVIEW)共に汎用製品なので高度なカスタマイズが可能です。
構成

仕様
動作条件
- 制御可能磁束密度:~1.7T
- 制御波形周波数:50~1kHz(測定サンプリング周波数20kHz)
- 測定ch数:6ch(磁束密度/磁場用4ch、任意集録用2ch)
- 励磁用出力ch数:2ch
測定可能項目
- 磁束密度(Bx、By、及び各最大値)
- 磁場(Hx、Hy、及び各最大値)
- 電場(Ex、Ey)
- 残留磁化(Br)
- 保磁力(Hc)
- 透磁力(μm)
- ポインティングベクトル(Sz)
- 鉄損(P)




特徴
独自アルゴリズムにより二次元任意波形への自動追従制御が可能
設定した任意の波形と測定した磁束密度データが一致するよう励磁用出力を自動制御します。

結果ファイルをEXCELのデータ(CSVファイル)に保存可能
測定終了時に一周期の波形データをCSV形式のデータファイルとして自動保存します。

独自の測定をLabVIEWで実現可能
ソフトウェアはLabVIEWで開発されているため、カスタマイズが容易です。

テストの自動化ソフトに対応可能(オプション)
本ソフトをテスト自動化ソフト(NI TestStand)に組み込むことにより、自動テストが必要な環境に適応可能です。
