メーターパネル自動評価システムの開発事例を紹介します。
特徴
- メーターパネルの試験機へのセッティングが簡単
自動位置補正機能あり
- 高い測定精度
高性能なPXI計測モジュールの採用
- 豊富な試験関数
LabVIEWで用意された基本関数をカスタマイズ可能
- イメージ通りに作成可能な試験パターン
TestStand採用で関数の組合せで作成
制御信号と制御器
- アナログ電圧 32ch
- デジタル信号 96ch
- CAN 2ch
- LIN 1ch
- FrexRay 1ch
- シリアル 1ch
- バイポーラ電源 3ch
- 任意波形発生器
- 高速デジタル信号発生器
- PID制御器
- PWM制御器
- 可変抵抗器
収録信号と計測器
- アナログ電圧
- デジタルI/O
- 高速デジタル信号アナライザ
- CAN
- LIN
- FrexRay
- 高解像度カメラ 1ch
- 高速画像収録カメラ 1ch
- デジタルマルチメーター
- デジタイザ
標準機能(プログラム関数)
- 電源制御関数
- CAN通信関数
- シリアル通信関数
- 信号切替関数
- 画像撮影関数
- 画像収録関数
- 任意信号発生関数
- 周波数測定関数
- デジタル入出力関数
- アナログ入出力関数
- 試験パターン関数
- 測定値保存関数
- 判定結果保存関数
- メーターパネル試験各種関数
- テストシーケンス編集機能
測定例
- メーター指針の角度検出
- インジケータの点滅判定
- インジケータの点灯判定
- インジケータの意匠判定
- 液晶表示判定
- 消費電流測定
- 音測定
- 周波数測定
アプリケーション
カスタマイズ性に優れたアプリケーション
NI TestStandの採用により、テストプログラムは関数を組み合わせて作成するためカスタマイズが簡単です。
TestStand(テストスタンド)とは
TestStand は、テスト/検証システムの開発を効率化する使いやすいテスト管理環境で、テストシーケンスの開発、管理、実行を行うことができます。
自動位置検出機能を持った試験設定アプリケーション
専用の試験設定ソフトを使用してメーターパネルの設定情報が登録可能です。
セッティング時は画像処理を使用した自動位置補正機能によって初期設定が簡単に行えます。
主な自動検出機能
- CANdbファイルの読み込み
- 測定項目ごとの検出設定
- 簡易的な動作テストが可能
- 検査位置の自動検出機能
- 試験対象の位置ズレ補正設定
- 設定情報のファイル出力
運転シナリオを使用しての評価試験
運転シナリオを作成することにより運転動作の評価試験が繰返し行うことが可能です。
- テストスタンド上で運転シナリオを作成
- さまざまなパターンの試験が登録可能
- 実際の動作に沿った評価試験が可能
擬似運転シナリオ例
- エンジン始動
- ウィンカー点滅
- ブレーキング
- ドアオープン
- アクセル全開
- シフトチェンジ
- 外気温設定
- シートベルト脱着
- バッテリー電圧低下
- アクセサリー負荷変更
- ワイパー始動
スペック
印加電圧(3台)
カメラ(全体用)
センササイズ | 1280Hx1024V |
フレームレート | 74fps |
カラー/白黒 | カラー |
カメラ(詳細用)
センササイズ | 782Hx582V |
フレームレート | 53fps |
カラー/白黒 | カラー |
電流測定(大電流)
フルスケール | ±20A(分解能0.01A) |
計測確度 | ±0.1A(DC±10A以内、AC0A) |
電流測定(小電流)
スイッチ
チャンネル数 | 100SPST(クローズ) |
最大スイッチ電圧DC | 100VDC |
最大スイッチ電圧AC | 100Vrms |
最大スイッチ電流 | 1A |
最大許容電流 | 1A |
最大スイッチ電力 | 60W |
帯域幅 | 20MHz |
リレータイプ | メカニカル |
デジタル入出力
チャンネル数 | 24DIO |
論理レベル | TTL |
最大入力範囲 | 0..5V |
最大出力範囲 | 0..5V |
アナログ入力
チャンネル数 | 16SE/8DI |
サンプリングレート | 1.25MS/秒 |
分解能 | 16ビット |
最大電圧範囲 | ±10V |
範囲/確度 | 1920μV |
周波数測定
音測定
CAN通信
任意信号発生
チャンネル数 | 1ch |
周波数範囲 | 0..20MHz |
分解能 | 14ビット |
電圧出力範囲 | ±5V |
指針検出確度