バッテリー管理システムの自動検査装置:pickering社PXI導入事例

Pickering Interfaces(ピカリング インターフェース)社のPXIを導入したシステム開発事例を紹介します。
Pickering Interfaces社は、PXI/PCIプラットフォームのスイッチング、シミュレーションを製造・販売を行って企業です。

導入目的

電気自動車(EV)用のバッテリー管理システム(BMS)のコントローラユニットやレスポンダユニットの機能検証の自動化

課題

  • 生産ラインのBMSが正しく機能することを検証するために、セルの充電、放電や障害の発生をシミュレートする必要があります。
  • 出力電圧エミュレーション精度を±2.5mV、読み取り精度を±10mVを実現するバッテリ・セル・シミュレータが必用でした。
  • 毎分4台の速度でBMSをテストする必要があります。

検討と改良

テストステーションをコンパクトにする必要があります。
また、テストの高い精度と、高い速度が必要です。テスト時間を短縮するためには、高速なPCIをベースにしたPXIのフォームファクタが適していると考えられました。ピカリングインターフェース社ではPXI 6チャンネル バッテリー・シミュレータ・モジュール(41-752-001)を基に、MSL社の要求に合わせて短期間で、改良版の製品を開発し提供しました。

検討と改良

ピカリング社のPXI 6チャンネル・バッテリー・シミュレータモジュールは、1モジュール当たり6セル分のバッテリーセルの動作を再現でき、セルの充電、放電や障害の発生した場合動作をシミュレーションし、BMSの機能検証を行う自動テストシステムの構築に役立ちます。

結果

ピカリング社ではPXIバッテリー・シミュレータ・モジュールを、MSL社の要求に合わせた改良を行い、毎分4台の速度でBMSを検査するためのPXIモジュールとPXI Hybridシャーシを提供し、MSL社様のBMS自動検査装置の実現に貢献しました。

お客様の声

ピカリングインターフェース社がすでに専用のバッテリー・シミュレータ・モジュールを標準製品として持っていたことと、それを私たちのニーズに合わせて迅速に変更できたことに感銘を受けました。

MSL Circuits社 BMS テストベンチ アーキテクト
Manuel Dos Santos様

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Pickering Interfaces(ピカリング インターフェース)社

ペリテックでは、Pickering Interfaces(ピカリング インターフェース)社のPXIを取り扱っています。

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