Pickering製品をLabVIEWで操作
Pickering製品をLabVIEWで操作するためのドライバインストール方法を紹介します。
Pickering製品
ピカリング インターフェース社(Pickering Interfaces Ltd.)は、計測用のシグナル・スイッチングと、モジュラー型シグナル・スイッチング、シミュレーション、ソフトウェア、サービスを提供しています。ピカリングはPXI、PCI、LXI、USBアプリケーション向けに業界で最も広範な スイッチングおよびシミュレーション・ソリューションを提供しています。
ピカリング インターフェース社は、イギリスに本社を置き、アメリカ、ドイツ、スウェーデン、フランス、チェコ共和国に直営支社、日本には販売代理店があります。
ドライバインストール
ピカリング インターフェース社が提供している以下のドライバをインストールします。
- ClientBridge v1.75.2.0.exe
バージョンは2023年9月時点で最新です
ダウンロードサイト
ピカリング インターフェース社のWEBサイトからダウンロードできます。
ClientBridge v1.75.2.0.exe
https://downloads.pickeringtest.info/downloads/drivers/Sys60/
または、付属のインストーラーDVDからインストールします。
ClientBridge v1.75.2.0.exe
ClientBridge v1.75.2.0.exeを実行して、LXIとの通信ドライバをインストールします。
インストール完了後にLXI(例:”LXI Pickering 60-105-001”)をPCに接続すると、デバイスマネージャーのネットワークアダプター「Pickering 60-105-001」が認識されます。
ネットワークアダプターに「Pickering 60-105-001」が表示されない場合は、ClientBridge v1.75.2.0.exeをインストールする前に、”LXI Pickering 60-105-001”をPCに接続すると、“COM“などに、別のドライバで認識されている可能性があります。
その場合、デバイスマネージャーで「Pickering 60-105-001」に対応する”COM”をアンインストールして、再度「Pickering 60-105-001」をPCに接続してください。
アプリケーション
インストールするとアプリケーション「LXI Discovery Tool」「General Soft Front Panel」がインストールされます。
LXI Discovery Tool
LXI Discovery Tool は、ネットワーク上の LXI デバイスを検出して、PCとLXIデバイスの通信ができます。
- [LXI Discovery Tool]を起動
- SearchボタンをON
- 接続しているLXIが表示されます。
- 表示されたLXIの項目をクリック、または、「Open Web Page」ボタンをONすると、ブラウザでLXIの設定画面が表示されます。
General Soft Front Panel
General Soft Front Panelは、ピカリングインターフェース社のPXI/PCI/LXI 製品の操作用アプリケーションです。
接続したPXI/PCI/LXIを操作できます。
- 起動すると読み込みが実行され、接続しているPXI/PCI/LXIとモジュールが表示されます。
- 項目をクリック、または、「Open」ボタンをONすると、操作画面が表示されます。
LabVIEWドライバ
Pickering LabVIEW関数
LXIドライバをインストールすると、インストールしている最新のLabVIEWのフォルダにドライバVIがインストールされます。
LabVIEW2023 32bitの場合
C:\Program Files (x86)\National Instruments\LabVIEW 2023\instr.lib
LabVIEWの関数パレットにPickeringの関数が表示されるようになります。
サンプルVI
サンプルVIを以下のサイトからダウンロードできます。
https://downloads.pickeringtest.info/downloads/example_software/LabVIEW/
サンプルはLabVIEW 2016で作成されています。
例:generic_example_piplx_LXI_PXI_LV2016.vi
40-577-001 マトリックススイッチモジュールのスイッチパターンを読み込みます。
General Soft Front Panelで操作したスイッチに応じて、LabVIEWで読み込むスイッチパターンが変化します。