文字列変換関数 LabVIEW

LabVIEW基本講座5-6

LabVIEWの文字列変換関数を説明します。文字列変換関数は、文字列のデータ型を変換します。文字列を数値、数値を文字列、パスを文字列、文字列をパスに変換します。

LabVIEW文字列変換関数
文字列変換関数パス

文字列変換関数一覧

数値を10進数文字列に変換

数値を10進数として、文字列に変換して出力します。

例:数値[123]を10進数整数文字列に変換→123

10進数文字列を数値に変換

数値を16進数文字列に変換

数値を16進数として、文字列に変換して出力します。

例:数値[10]を16進数整数文字列に変換→A

16進数文字列を数値に変換

数値を8進数文字列に変換

数値を8進数として、文字列に変換して出力します。

例:数値[10]を8進数整数文字列に変換→12(8で桁上がり)

8進数文字列を数値に変換

数値を指数文字列に変換

数値をE形式 (指数表記) の浮動小数点として、文字列に変換して出力します。

例:数値[123000]を文字列に変換(精度はデフォルト6)→1.230000E+5(小数点6桁)

数値を指数文字列に変換

数値を小数文字列に変換

数値をF形式 (小数表記) の浮動小数点として、文字列に変換して出力します。

例:数値[123]を文字列に変換(精度はデフォルト6)→1.230000(小数点6桁)

小数/指数文字列を数値に変換

数値を工学形式文字列に変換

数値を工学形式の浮動小数点数として、文字列に変換して出力します。

例:数値[123000]を精度1で文字列に変換→123.0E+3(小数点1桁)

数値を16進数文字列に変換

10進数文字列を数値に変換

文字列内の数値文字を10進数整数として、数値に変換して出力します。

例:文字列[123]を数値に変換→123

数値を8進数文字列に変換

16進数文字列を数値に変換

文字列(0~9、A~F、a~f)を16進数整数として、数値に変換して出力します。

例:文字列[A]を数値に変換→10

10進数文字列を数値に変換

8進数文字列を数値に変換

文字0~7を8進数整数として、数値に変換して出力します。

例:文字列[10]を数値に変換→8(1×8+0×1)

数値を8進数文字列に変換

小数/指数文字列を数値に変換

文字列(0~9、+、-、e、E、小数点 (ピリオド) を工学表記、小数形式として、数値に変換して出力します。

例:文字列[1.23]を数値に変換→1.23

数値を小数文字列に変換

値をスキャン

数値を形式文字列の変換コードに従って、文字列に変換して出力します。

例:文字列[10k]を形式文字列[%p(SI表記)]で数値に変換→10000(kはキロ1000として換算)

値をスキャン

形式指定子の構文を使う時は、LabVIEWのヘルプから参照しましょう。
例 %d:10進数、%f:浮動小数点、%p:SI表記、%T:絶対時間

値をフォーマット

数値を形式文字列で指した形式で、文字列に変換して出力します。

例:数値[10000]を形式文字列[%0.p(小数点以下0桁のSI表記)]で数値に変換→大きさ10k

値をフォーマット

パスを配列文字列に変換

パスを文字列の配列に変換します。

例:パス[C:\Users]を文字列配列に変換→配列[C][Users]

値をフォーマット

配列文字列をパスに変換

文字列の配列を組み合わせて、相対または絶対パスに変換します。

例:文字列配列[C][Users]をパスに変換→パス[C:\Users]

配列文字列をパスに変換

パスを文字列に変換

パスを文字列に変換します。

例:パス[C:\Users]を文字に変換→文字列[C:\Users]

パスを文字列に変換

文字列をパスに変換

文字列をパスに変換します。

例:文字列[C:\Users]をパスに変換→パス[C:\Users]

文字列をパスに変換

文字列をバイト配列に変換

文字列を符号なしのバイトの配列に変換します。

例:文字列[A1]を数値に変換→数値配列[65][49](ASCII文字コードに対応)

文字列をバイト配列に変換

バイト配列を文字列に変換

数値をASCII文字に対応する文字列に変換します。

例:数値配列[65][49]を文字列に変換→文字列[A1]

バイト配列を文字列に変換
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