VISA関数

LabVIEW基本講座 ハードウェア編14

LabVIEWのVISA関数を説明します。VISA関数は、LabVIEWでイーサネット/​LXI、​GPIB、​シリアル、​USB、​PXI、​VXI​計測​器との​制御・通信をプログラムができるVI関数です。

VISA関数

VISA関数一覧

VISA関数の中で代表的な関数を紹介します。

VISA制御器

VIフロントパネルの制御器パレットから「I/O」→「VIリソース名」で選択できます。また、VISA関数のVISAリソース名端子を右クリック→「作成」で制御器、定数を作成できます。

VISAリソース名

VISAセッションを開いて、そのセッションとクラスを保持するリソースを指定します。クリックすると選択できるリソース名リストを表示します。
VISAセッションは、リソースとの通信にVISAが使用する固有の論理識別子です。

VISAリソース名

VISA

関数パレット→「計測器I/O」から選択できます。

VISA書き込み

VISAリソース名で指定されたデバイスまたはインタフェースに書き込みバッファからのデータを書き込みます。

VISA書き込み

VISA読み取り

VISAリソース名で指定されたデバイスまたはインタフェースから指定されたバイト数を読み取り、読み取りバッファにデータを返します。

VISA読み取り

VISAクリア

デバイスの入出力バッファをクリアします。

VISAクリア

VISA STB読み取り

VISAリソース名で指定されたメッセージベースのデバイスから、サービス要求のステータスバイト(STB)を読み取ります。

VISA STB読み取り

VISAトリガアサート

インタフェースのタイプに応じて、ソフトウェアトリガまたはハードウェアトリガをアサート(有効)します。

VISAトリガアサート

VISA上級

関数パレット→「計測器I/O」 →「VISA上級」 から選択できます。

VISAを開く

VISAリソース名によって指定されたデバイスに対してセッションを開き、そのデバイスの他の操作を呼び出すのに使用できるセッション識別子を返します。

VISAを開く

VISAを閉じる

VISAリソース名で指定されたデバイスセッションまたはイベントオブジェクトを閉じます。

VISAを閉じる

VISAリソース検索

システムをクエリして、指定されたインタフェースに関連付けられたデバイスを検索します。

VISAリソース検索

VISAタイムアウト設定

VISAセッションのタイムアウト値をミリ秒で設定します。

VISAタイムアウト設定

VISAプロパティノード

VISAリファレンスのプロパティ取得(読み取り)と設定(書き込み)を行うことができます。

VISAプロパティノード

VISAファイルデータを書き込む

ファイル名で指定されたファイルからデータを取得し、そのデータをデバイスに同期的に書き込みます。

VISAファイルデータを書き込む

VISA読み取りファイルに保存

バイトカウントを同期的に読み取り、転送されたデータをファイル名で指定されたファイルに保存します。

VISA読み取りファイルに保存

シリアル

シリアル通信(RS232/485) で使用するVISA関数です。
関数パレット→「計測器I/O」 →「シリアル」 から選択できます。

VISAシリアルポート構成

VISAリソース名で指定されたシリアルポートを指定された設定に初期化します。
シリアル通信(RS232/485)では、「VISAを開く」関数に代わり使用します。

VISAシリアルポート構成

VISA I/Oバッファサイズ設定

I/Oバッファのサイズを設定します。

VISA I/Oバッファサイズ設定

VISA I/Oバッファ排出

入力マスクで指定したで、I/Oバッファをフラッシュ(バッファ内に残っているデータを排出)します。

VISA I/Oバッファ排出
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