ファイルI/O関数 LabVIEW
LabVIEW基本講座5-13
LabVIEWのファイルI/O関数関数を説明します。ファイルI/O関数は、ファイル保存、読み込み、パスの作成を行うことが出来ます。
ファイルI/O関数一覧
区切られたスプレッドシートに書き込む
文字列、数値の2D/1D配列をスプレッドシート形式文字列に変換して、ファイルに書き込みます。
区切られたスプレッドシートを読み取る
スプレッドシート形式文字列で保存されたファイルからデータを読み取み、数値、文字列の2D配列に変換します。
計測ファイルに書き込む
テキストベースの計測ファイル (.lvm)、バイナリ計測ファイル (.tdm/.tdms)、Microsoft Excelファイル (.xlsx) にデータを書き込みます。
計測ファイルから読み取る
テキストベースの計測ファイル (.lvm) 、バイナリ計測ファイル (.tdm/.tdms) からデータを読み取ります。
ファイルを開く/作成/置換
ファイルダイアログボックスを使用して、既存ファイルをプログラム的に、または、対話的に開く、新規ファイルを作成、既存ファイルを入れ替えをします。
ファイルを閉じる
Refnum(参照番号)で指定された開かれたファイルを閉じます。
ファイルにフォーマット
文字列、数値、パス、ブール値のデータをテキストとしてフォーマットして、テキストをファイルに書き込みます。
ファイルからスキャン
文字列、数値、パス、ブール値を調べるために、ファイル内のテキストをスキャンして、テキストをデータタイプに変換して、複製されたrefnumと変換された出力をスキャンの順で出力します。
テキストファイルに書き込む
文字列、または、文字列の配列をファイルに書き込みます。
テキストファイルから読み取る
テキストファイルから指定した文字数、または、行数のテキストを読み取ります。
バイナリファイルに書き込む
バイナリデータの新規ファイルに書き込みます。
バイナリファイルから読み取る
ファイルからバイナリデータを読み取り出力します。
パス作成
入力したパスに名前また相対パスを追加したパスを作成します。
パスをストリップ
パスの最後の要素の名前を取り除いたパスを出力します。
ファイルI/O関数 使用例
テキストファイル保存
例:VIと同じディレクトリにファイル名log.txtで0-5のテキストを保存する
- 現在のVIパスをストップしてVI名ストリップ
- log.txtのファイルパス作成
- ファイルを作成
- Whileループを6ループして0-5の数値を文字列変換してテキストファイルに書き込む
- ファイルを閉じる
テキストファイルが作成される
テキストファイル読み取り
例:VIと同じディレクトリにあるlog.txtを読み込んで出力する
- 現在のVIパスをストップしてVI名ストリップ
- log.txtのファイルパス作成
- ファイルを開く
- テキストファイルから読み取る
- ファイルを閉じる
スプレッドシートをCSV保存
例:VIと同じディレクトリにファイル名log.csvでスプレッドシート保存する
- 現在のVIパスをストップしてVI名ストリップ
- log.csvのファイルパス作成
- ファイルを作成して、カンマ(,)区切りで1D配列[No,入力値]を書き込み
- ファイルに追加で、カンマ(,)区切り、数値[1,10.1][2,5.2][3,3.3]を書き込み
- ファイルを閉じる
CSVファイルが作成される