アプリケーション制御関数 LabVIEW
LabVIEW基本講座5-12
LabVIEWのアプリケーション制御関数を説明します。アプリケーション制御関数は、LabVIEWの停止/終了、プロパティの設定をプログラムで変更、プリンタで印刷などアプリケーションで操作する処理をプログラミングすることが出来ます。
アプリケーション制御関数一覧
アプリケーションリファレンスを開く
指定されたコンピュータで起動中のVIサーバアプリケーションへのリファレンスを出力します。
VIリファレンスを開く
名前文字列またはVIのパスによって指定されたVIへのリファレンス、カスタム制御器、グローバル変数を出力します。
スタティックVIリファレンス
VIのスタティックリファレンスを管理します。「スタティックVIリファレンス」関数を構成すると、VIリファレンスを出力できます。
リファレンスを閉じる
VI、VIのオブジェクト、アプリケーションインスタンス、.NETまたはActiveXオブジェクトに関連付けられたrefnum(参照番号)を閉じます。
コマンドライン引数を取得
LabVIEWまたはLabVIEWで作成したアプリケーションが起動したときにコマンドラインから渡された引数を出力します。
プロパティノード
リファレンスの取得 (読み取り) 、または、設定 (書き込み) プロパティです。プロパティノードを使用するとLabVIEWプロパティの設定データ、オブジェクトのデータ値の書き込み、読み込みをすることができます。
インボークノード
リファレンスでメソッド、または、動作を呼び出します。メソッドには関連付けられているパラメータの読み込み/書き込みができます。
リファレンス呼び出し
リファレンスで指定したVIを呼び出します。
非同期呼び出しを開始
リファレンス入力で指定されたVIへの非同期呼び出しを開始します。
非同期呼び出しを待機
ターゲットVIの非同期呼び出しが実行し終わるまで待機してから、ターゲットVIの出力を出力します。
より特定のクラスに変換
制御器またはタイプ定義などのリファレンスを継承階層のより特定のクラスまたはインタフェースに型変換します。
より一般的なクラスに変換
制御器またはタイプ定義などのリファレンスを継承階層のより一般的なクラスまたはインタフェースに型変換します。
クラス指定子定数
出力のクラスを選択します。また、制御器refnum制御器または端子からクラス指定子定数を作成することもできます。
VIサーバリファレンス
VIのスタティック、VIリファレンスを出力します。このリファレンスを、現在のアプリケーション、VIの制御器と表示器、ペーンのリファレンスを返すように構成できます。
呼び出しチェーン
発呼者のチェーンを現在のVIからトップレベルVIに出力します。
ドラッグドロップデータを取得
現在のドラッグアンドドロップ操作のドラッグデータを出力します
停止
ツールバーの実行停止ボタンをクリックした場合と同様にVIを停止します。
LabVIEW終了
実行中のすべてのVIを停止して、LabVIEWを終了します。
制御器値を指標で設定
参照するVIの制御器の値を設定します。この関数は、制御器クラスの値プロパティを使用するなどしてフロントパネル制御器の端子に書き込むVIサーバオブジェクトよりも高速です。しかし、この関数を使用するには、制御器の値を設定する他の方法よりも高度なアプリケーション設計が必要になります。
制御器値を指標で取得
参照するVIの制御器から値を取得します。この関数は、制御器クラスの値プロパティを使用するなどしてフロントパネル制御器の端子から読み取るVIサーバオブジェクトよりも高速です。しかし、この関数を使用するには、制御器の値を取得する他の方法よりも高度なアプリケーション設計が必要になります。
アプリケーション制御関数 使用例
LabVIEW終了
例:プロパティノードでアプリケーションの種類(LabVIEW開発環境で実行したか、実行アプリケーションexeファイルで実行したか)を読み込み、実行アプリケーションexeの場合はLabVIEWを終了
インボークノード:印刷
例:[VIリファレンスを開く]で出力したリファレンスをインボークノードに入力、VIのプロントパネル画面をプリンタ印刷。印刷はデフォルトプリンタで行われます。
プロパティノード:無効
例:ブールのリファレンスをプロパティノードに入力、プロパティノードの無効に無効&グレー表示(Disabled and Grayed Out)を入力して、ブールをユーザーがクリックできなくする
プロパティノード:カラー
例:ブールのリファレンスをプロパティノードに入力、プロパティノードのカラーにカラーデータを入力して、ブールの色を変更する