配列 LabVIEW
LabVIEW基本講座4-2
LabVIEWの配列について説明します。配列(Array)は同じデータタイプのデータを複数扱うことが出来るデータ型です。
一般的なプログラミング言語と同様にデータ集合をLabVIEWでグラフィカルに扱うことができます。
配列の作成
VIで配列を作成する方法を説明します。
LabVIEWの配列では数値、ブール、文字列、クラスタなどで作成することができます。
フロントパネル
VIのフロントパネルのパレットから「データコンテナ」→「配列」を選択してください。
空の配列が作成されます。空の配列にデータ(要素)となる数値、ブール、文字列、クラスタなどをドラック&ドロップすると配列が作成されます。
ブロックダイアグラム
VIのブロックダイアグラムから「配列」→「配列定数」を選択してください。
空の配列定数が作成されます。空の配列にデータ(要素)となる数値、ブール、文字列、クラスタなどの定数をドラック&ドロップすると配列が作成されます。
配列データ
作成した配列は要素を1つずつ表示しています。
表示する要素を増やすには配列の右端か下端をドラックして伸ばします。
表示を少なくする場合もドラックで縮めます。
ブロックダイアグラムも同様の操作で表示を増やせます。
配列次元
配列は1行の1次元配列の他に表のような2次元配列、更に3次元、多次元配列があります。
LabVIEWで2次元配列の作成方法を説明します。
次元追加
指標部分の下端にマウスを置き、下にドラックすると次元が増えます。
例:1次元配列を2次元配列に変換。
次元減少
指標部分の下端にマウスを置き、上にドラックすると次元が減ります。
例:2次元配列を1次元配列に変換。
指標
LabVIEWの配列には指標(Index)が付けられます。この指標で配列内のデータを指定します。
LabVIEWの指標は0から始まります。
例:指標2を指定すると上から3番目の値が出力されます。
2次元配列の場合、指標の上が行、下が列に対応します。
例:指標(1,1)を指定すると2行目、2列目の値が出力されます
配列関数
LabVIEWには、配列をプログラムで扱うための便利な関数が多数用意されています。
詳しくは後の章で説明します。