振幅確率分布(APD)計測システム

振幅確率分布(APD)は統計手法の一つであり、信号の時間波形からパワーレベルと時間頻度の関係を一つのグラフで示したものです。 振幅確率分布(APD)計測システムは、無線通信で用いられる高い周波数において、帯域幅と時間におけるノイズの時間変動を測定して、ノイズの強さと確率の両方を算出します。スペクトラムアナライザでは捉えることができなかったノイズを測定可能です。

振幅確率分布(APD)計測システム
APD

特長

  • スペクトラムアナライザーでは捉えることができなかったノイズを測定可能
  • 高次の高調波成分や、変調されたノイズを測定可能。
  • 測定時間を正しく確保することで変調波やバースト波などを欠落のない測定が可能です。
  • デジタル無線通信の評価(BER:Bit Error Rate)と相関性の良い測定
  • スペクトラムによる電界・磁界分布測定機能も付属

測定例:DC-DCコンバータのノイズ分布測定

スペクトラム

スペクトラム測定

スペクトラム上ではノイズは見られません。

振幅確率分布(APD)計測

APD(振幅確率分布)

振幅確率分布(APD)計測ならばノイズの分布が得られます。