TestStandレポート機能について

TestStandレポート機能(形式、生成方法)の紹介をします。

TestStandレポート機能とは

  • TestStand標準機能で実行したシーケンスの情報(テストステップ名称、上下限値、判定結果)をレポートとして精製します。
  • レポートのファイル形式、保存場所、保存項目を任意に設定することができます。
  • レポート生成を試験スレッドとは非同期で実行することができます。
  • On-the-Fly Reportingオプションを有効にすると、検査実行中に順次精製されるレポートを確認することができます。(但し検査速度が遅くなる場合もあります)
TestStandレポート機能とは

レポート機能の使い方

レポートオプション

生成するレポートの設定を行います。

「Configure」 → 「Result Processing」でオプション画面を開きます。

レポートオプション

レポートのファイル形式、出力パスなどを設定します。

レポートオプション

各試験ステップでの設定

TestStandシーケンスの各ステップで、レポートに表示する値、グラフをチェックします

数値の場合

各試験ステップでの設定1

グラフの場合

各試験ステップでの設定2

画像の追加

HTML文章にてローカル画像をレポートに追加することができます。

画像の追加
  • IMG ALT = 画像の属性
  • SRC = 画像の相対パス

グラフをレポートに追加する方法では、グラフのプロット数が多い場合TestStand標準設定では最大100プロットに間引きをします。
全てのデータを残す設定もありますが、TestStandの動作が遅くなるため画像を残す方法を使用しました。

UUT毎に別のファイルで保存

レポートのデフォルト設定では、STOPで試験が終了するまでの全ての結果が1ファイルのレポートとなります。
レポートオプションの設定で、UUT(Unit Under Test)別にファイルを分けて保存することができます。

UUT毎に別のファイルでログファイルを保存

レポート設定で”New UUT Report File for Each UUT”のチェックを入れて、Report Optionsコールバックのパラメータでファイルパス等を設定することでUUT毎に任意の場所にレポートを保存することができます。

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