RogaDAQ4のLabVIEW動作検証
Roga社の音・振動アナライザ「RogaDAQ4」をLabVIEWで動作することを検証します。
RogaDAQ4 音・振動アナライザ
Roga社のRogaDAQ4は、高精度のポータブルデータ収集システムです。同時にサンプリングされた4つの24 ビット分解能チャンネルは、最大80kHzの周波数のあらゆる信号を正確に測定します。
Roga社WebサイトRogaDAQ4ページ:https://roga-instruments.com/rogadaq4/
周波数範囲 | DC ~ 80 kHz |
入力電圧範囲 | ±10 V / ±1 V 選択可能 |
入力カップリング | DC/AC/IEPE 選択可能 |
センサー供給 | 4 mA @ 24 V |
入力インピーダンス | 1MΩ、20pF |
過電圧保護 | ±40 V |
アンチエイリアスフィルタ | 800dB/オクターブ |
ダイナミックレンジ | > 123 dB |
振幅精度 | 0.10% |
分解能 | 24 ビット |
入力電圧範囲 | ±30 V |
基本周波数 | 10MHz |
サイズ | 80×118×64mm |
重量 | 400g |
動作温度範囲 | 0 ~ 55 °C |
ドライバインストール
RogaDAQ4を使用するために、ドライバをインストールします。
Roga社のWEBサイトからドライバインストーラをダウンロードします。
Roga社WebサイトRogaDAQ4ページ:https://roga-instruments.com/rogadaq4/
1.USBポートドライバインストール
- WEBサイトの「Setup 1 RogaDAQ4 USB Port Driver」をクリックしてドライバ「RogaDAQ4-USB-Port-Setup.zip」をダウンロードします。
- 「RogaDAQ4-USB-Port-Setup.zip」を解凍します。
- 「RogaDAQ4 USB Port Setup.exe」実行してインストールします。
NEXTボタン、Installボタンを押して画面を遷移していくとインストールが実行されます。
RogaDAQ4を接続
USBポートドライバインストール後、RogaDAQ4をPCに接続するとデバイスマネージャーには「Multicoice.USB Basic series Device Driver」と認識されるようになります。
2.LabVIEWドライバインストール
LabVIEW環境がLabVIEW2016-2021の場合
- WEBサイトの「Setup 2 RogaDAQ4 DASYLab 2016 – 2020.1 Driver」をクリックしてドライバ「2.RogaDAQ4_DL2016-DL2020-1_Setup.zip」をダウンロードします。
- 「2.RogaDAQ4_DL2016-DL2020-1_Setup.zip」を解凍します。
- 「RogaDAQ4_DL2016-DL2020-1_Setup.exe」実行してインストールします。
NEXTボタン、Installボタンを押して画面を遷移していくとインストールが実行されます。
LabVIEW環境がLabVIEW2022の場合
- WEBサイトの「Setup 2.1 RogaDAQ4 DASYLab 2022 Driver」をクリックしてドライバ「3.RogaDAQ4_DASYLab-2022_Setup.zip」をダウンロードします。
- 「3.RogaDAQ4_DASYLab-2022_Setup.zip」を解凍します。
- 「RogaDAQ4_DASYLab-2022_Setup_v1.16.01.72.exe」実行してインストールします。
NEXTボタン、Installボタンを押して画面を遷移していくとインストールが実行されます。
3.LabVIEWドライバVIインストール
- WEBサイトの「LabView Drivers from version 2009 – unitary driver, incl. Demo VIs and help file」をクリックしてドライバ「Setup_MAIv2_LabVIEW.zip」をダウンロードします。
- 「Setup_MAIv2_LabVIEW.zip」を解凍します。
- 「Setup_MAIv2_LabVIEW_191004.exe」実行してインストールします。
NEXTボタン、Installボタンを押して画面を遷移していくとインストールが実行されます。
※デフォルトでインストールされるLabVIEW環境は、PCにインストールされているLabVIEWの中で最新バージョンのLabVIEWにインストールされます。
例:LabVIEW2019とLabVIEW2022がインストールされいる場合、LabVIEW2022にインストールされます。
インストールされるLabVIEWバージョンを変更する場合は、インストール先フォルダを設定する「Destination Folder」でLabVIEWのバージョンに合わせたフォルダに変更します。
LabVIEWドライバVIコンパイル
LabVIEWドライバVIインストール完了後にLabVIEWが起動して、「MassCompileAll.vi」が開かれます。
MassCompileAll.viを実行すると一括コンパイルが行われます。
LabVIEW画面からメニュー[ツール]→[上級]→[一括コンパイル]で「C:\Program Files (x86)\National Instruments\LabVIEW 2022\user.lib\Goldammer」を選択して、一括コンパイルをする場合と同じ動作をします。
LabVIEWで実行
LabVIEWドライバVIがインストールされると、LabVIEWの関数パレットのユーザライブラリに「Goldammer」が表示されるようになります。
RogaDAQ4のサンプルVIは、 [AudioCardRecord.vi]となります。
[Goldammer]→[Demos]→[Audio Card Demos]→[AudioCardRecord.vi]
AudioCardRecord.vi 実行
- PCにUSBで接続したRogaDAQ4に信号発生器を接続します。
- 信号発生器から振幅1V、周波数1kHzの正弦波と矩形波を出力します。
- [AudioCardRecord.vi]を実行を実行します。
- LabVIEW画面でch0:正弦波、ch1:矩形波が表示されました。
RogaDAQ4を使用してLabVIEWソフトウェアでch0:正弦波、ch1:矩形波を測定することができました。