Requirements Gatewayの活用
Requirements GatewayによるLabVIEWプロジェクト管理
Requirements Gatewayは、NI社が販売している開発や動作確認の文書を要件に関連付けるアプリケーションソフトウェアです。
Requirements Gatewayは、LabVIEW、TestStand、Microsoft Officeといった、要件を文書化する一般的なツールに統合できます。
Requirements Gatewayの特徴
- 異なる複数のソフトウェアで作成された要件やプログラムを項目単位でリンクさせることができるツール。
- 要件とプログラムがリンクすることで、それぞれの要件がどのように実装され、テストされたかのトラッキングを行うことが可能となる。
- 要件に変更が生じたときも、それによってどの程度の影響があるのか判断することができるほか、再確認が必要なVIを短時間で特定することもできる。
Requirements Gatewayの使用
1.起動、プロジェクトファイル作成
プロジェクトファイルを新規に作成し、設定を開始します。
2.ドキュメントと関係性の設定
関連ドキュメント、プログラムを設定します。
3.要件のカバー率
何件の要件を何件/何%カバーできているかを確認できます。
4.要件、プログラムの検索
選択エリアでは要件、プログラムをそれぞれツリー表示され、クリックで対応項目のリストが表示されます。
選択エリアの項目をダブルクリックすると、要件、プログラムの対応する箇所がそれぞれのソフトで開かれます。
5.仕様書について
Requirements Gatewayが要件を検出できるフォーマットにします。
スタイルを「Requirement_ID」とした文字全体が認識されます。
6.LabVIEWのブロックダイアグラムについて
CLA試験の要領で、要件に対応する部分に[Covers: XXXXXX]というコメントを追加します。
「XXXXXX」の部分のみが認識され、[]の外側は認識されません。
1つのコメントに複数の[Covers: XXXXXX]を入力可能です。