LabVIEW言語におけるクラスの使用方法
LabVIEWのクラス機能を紹介します。
LabVIEWでは、LabVIEWクラスを使用して、ユーザ定義データタイプを作成できます。
LabVIEWクラスは、オブジェクトに関連付けるデータ、またデータに対して実行するアクションを定義するメソッドを定義します。
正しく設計して使用することにより、可読性や再利用性、拡張性などに大きく貢献できます。
大きなアプリケーションを作成する際に有効となります。
クラスの利点
- プログラムの可読性が高まる
- プログラムの再利用がしやすい
- カプセル化を実現できる
クラスとは?
データとデータを操作するためのメソッドの集合体
![クラスとは](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/tec-lvclass-01.png?resize=491%2C331&ssl=1)
オブジェクトとは?
クラスを使用して、宣言された変数。一つのクラスから多数のオブジェクトを宣言できる。
![オブジェクトとは](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/tec-lvclass-02.png?resize=487%2C136&ssl=1)
LabVIEW関数も一種のオブジェクト
![LabVIEW例](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/tec-lvclass-03.png?resize=237%2C253&ssl=1)
- 数値制御器という「クラス」
- 数値データ、データ範囲、表示色などの「データ」
- プロパティノードやインボークノードという「メソッド」
LabVIEWクラス作成方法
1.LabVIEWのメニューバーのファイル->新規(N)クラスを選択します。
![新規(N)クラス](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/tec-lvclass-04.png?resize=415%2C286&ssl=1)
2.クラス名を入力します
![クラス名を入力します](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/tec-lvclass-05.png?resize=310%2C117&ssl=1)
3.初期状態のクラスが表示されます。
![初期状態のクラスが表示されます](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/tec-lvclass-06.png?resize=395%2C202&ssl=1)
LabVIEWクラス
![LabVIEWクラス](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/tec-lvclass-07.png?resize=778%2C372&ssl=1)
継承
継承とは、あるクラスの機能(データ、メソッド)を引き継いで新しくクラスを作成することです。
![継承](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/tec-lvclass-08.png?resize=783%2C441&ssl=1)