Test Standの有効活用で見えた自動評価と汎用システムの開発手法

ペリテックが過去に行ったテスト管理ソフトウェア「NI TestStand」セミナーをスライドで紹介します。

TestStand(テストスタンド)の有効活用で実現できる様々なメリットについてご紹介します。

  1. システム開発工数の削減と資産の再利用
    現状のソフト開発方法とTestStandでの開発方法の比較
  2. 開発・評価のフィードバックで試験開発の効率化をUp
    試験結果の合否で試験条件を簡単に変更できる
  3. 評価から運用まで幅広くカバーするTsetStandの汎用システム
    従来のソフトとTestStandを使用した試験開発のプロセス
  4. 同じ試験を並列で実行可能にする同測システムのご紹介
  5. 別の試験同士を並列実行、同期させるシステムのご紹介
  6. 多品種にも簡単に対応可能なTestStandの開発方法のご紹介

システム開発工数の削減と資産の再利用

システム開発期間から見た効果

システム開発期間から見た効果

システム開発期間での比較

システム開発期間での比較

今までの資産を再利用可能

今までの資産を再利用可能

開発・検討・評価のフィードバックで製品・試験開発の効率化をUp

従来の開発評価試験

TestStandには標準で7割の汎用機能がある。従来の試験開発はこの7割もソフト開発をしていた。試験の手順や条件をほんの少し修正するのもソフト変更が必要だった。そのため、本来の目的の試験開発に専念することができなかった。

従来の開発評価試験

試験の作成はTestStandで実現

TestStandを使用すれば、従来の試験開発の7割をカットすることができる。
残りの3割の試験開発に専念する事ができる。

試験の作成はTestStandで実現

TestStandのココがPOINT

試験の追加、試験条件の変更、判定値の変更などを簡単に変更できる

評価から運用まで幅広くカバーするTsetStandの汎用システム

従来の試験開発のプロセス

  1. 試験・評価の為のソフト開発をして評価するコスト高な設計
  2. 手動で測定器を制御して評価する工数高な設計
  3. 高性能な測定器を使用して試験方法と規格値を決定
  4. 生産技術へ生産設備の申請・増設
  5. 設備コストを下げるために測定器の見直し
  6. 生産ライン向けのソフトの開発・運用方法の検討
  7. 生産ライン用のシステム費用と立ち上げまでの工数が発生
従来の試験開発のプロセス

TestStandを使用した試験開発のプロセス

TestStandを使用した試験開発のプロセス

同じ試験を並列で実行可能にする同測システムのご紹介

通常のシングル測定の場合

通常のシングル測定の場合

複数のターゲット測定の場合

複数のターゲット測定の場合

別の試験同士を同期させる並列実行システムのご紹介

並列処理でタクトタイムが4分の1に!

汎用電源検査システム
汎用電源検査システム ブロック図

これは、TestStandのマルチスレッド機能を使った汎用電源試験システムの例です。
これはテスト時間を短縮するためにワークを4つ同時に並列で処理しています。

一般的に、テスト時間の短縮をするための方法として一度に複数の製品を同時にテストする方法があります。
ただし、単純に測定器を増やしたのでは費用もその分必要となります。
そこで、測定器等の設備を増やさずに試験中に使用していない測定器のみで実行可能な別の試験を並列に実行することで、測定器の占有時間を有効活用してタクトタイムを短縮した事例です。
テストスタンドのマルチスレッド機能をうまく使うことで既存の試験プログラムを使用して今回の例のような時短が可能です。

多品種にも簡単に対応可能なTestStandの開発方法のご紹介

TestStandでの汎用ソフトの考え方

従来のソフト

大前提:プログラムは基本的には1つである。

製品の将来性や汎用性を出すためには、将来必要でありそうな条件設定をテキストファイルなどにして、持つ事で将来の汎用性を実現する。
考えられる部分は先にプログラムしておかなければならない。
結果的に使わない機能や無駄な工数が発生する。

TestStand

大前提:基本のソフトはあるがプログラムを変更して試験を作成する。

製品に合わせて必要な条件設定を基本ソフトから選択して、組み替えるだけのプログラム変更で汎用性を実現する。
追加が必要になった時だけ新たに基本プログラムに追加する。
無駄な機能や開発工数を省き工数の削減や納期の時短が可能。

TestStandでの汎用ソフトの考え方