Forループ LabVIEW
LabVIEW基本講座3-2
LabVIEWにおけるFor文にあたるForループについて説明します。
![Forループ](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/labview-course3-1-2.jpg?resize=590%2C340&ssl=1)
LabVIEWのForループ機能
LabVIEWのForループは、囲んだループの中に作成されたプログラムをカウント端子で指定した回数分だけ繰り返し実行します。
![Forループ](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/labview-course3-2-1.jpg?resize=636%2C237&ssl=1)
ループの回数(N)は、カウント端子に入力します。
反復端子は、ループの現在のループ回を数値で出力します。開始数が0なので、n回の実行に対してn-1を出力します。
例:10回のループで最終的に9を出力。
![反復端子](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/labview-course3-2-2.jpg?resize=364%2C202&ssl=1)
ループの出力トンネル機能
LabVIEWのForループ内からループ外にワイヤを出力させると指標(配列作成)、最後の値、連結の機能を使うことができます。
機能の変更は、ループ外の端子を右クリック→トンネルモードで選択できます。トンネルモードのデフォルトは指標です。
指標 | ループ内で実行された順番で配列を作成します。 |
最後の値 | 最後に実行された反復時の最終値を出力します。 |
連結 | 入力が順番に追加され、配線された配列入力と同じ次元の出力配列が生成されます。 例:ループ外から2次元配列で入力したが配列を1次元配列で順番に連結されて出力される |
例:Forループの反復端子をループ外に指標機能で出力。0-9の配列が作成される。
![自動指標](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/labview-course3-2-3.jpg?resize=392%2C220&ssl=1)
Forループの条件端子
LabVIEWのForループは条件端子を使用して、Whileループと同じように条件がTureになった時にループを終了することができます。
条件端子を表示するには、Forループを右クリック→条件端子を選択してチェックをいれます。
![Forループの条件端子](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/labview-course3-2-4.jpg?resize=510%2C270&ssl=1)
条件端子を使用するとForループですが、Whileループでループ回数にOR(追加)の条件を設定した動作となります。
例:反復端子の数値が3以下ならば終了の条件の場合。結果カウント端子は10だが、反復端子が3(ループ4回)で終了している。
![Forループの条件終了](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/labview-course3-2-5.jpg?resize=343%2C201&ssl=1)
配列入力によるループ
Forループに配列を入力した場合、配列の(行)数分で反復回数が設定されます。
例:3要素の配列を入力した場合、3回反復する
![自動指標](https://i0.wp.com/www.peritec-si.com/wp/wp-content/uploads/labview-course3-2-6.jpg?resize=624%2C212&ssl=1)
尚、カウント端子、配列を両方入力した場合は値の小さい回数で反復します