LabVIEWストラクチャ・ループ
LabVIEW基本講座3-1
LabVIEW基本講座3章では、LabVIEWのストラクチャとループについて説明します。LabVIEWにおける制御構造、分岐、IF文、繰り返し、For文、While文に当たるプログラムになります。
ストラクチャ・ループの設置
ストラクチャ・ループの設置は、ブロックダイアグラムで右クリック→ストラクチャを選択すると表示されます。
表示されたオブジェクトをマウスでドラッグし、位置とサイズを決めてください。
ループ・ストラクチャをドラッグする時に、ブロックダイアグラム上の処理・関数を囲むと囲んだ範囲がループ・ストラクチャの対象となります。
マウスでドラック&ドロップでループ・ストラクチャ内に関数を出し入れることで、対象を変更できます。
基本的なストラクチャ・ループ一覧
LabVIEWストラクチャ・ループの中で基本的なものの一覧を掲載します。
Forループ
Forループは、この囲んだループの中に作成されたプログラムをN端子につなげた数値の回数だけ繰返します。
Whileループ
Whileループは、この囲んだループの中に作成されたプログラムを終了条件になるまで繰り返し実行します。
LabVIEWのデフォルトは、条件がFalse(偽)の間繰返して、True(真)になると終了します。
設定変更で条件がTrue(真の間繰返し実行して)False(偽)になると終了するようにできます。
ケースストラクチャ
ケースストラクチャは、入力された条件に応じて、囲んだストラクチャの中に作成されたプログラムを実行します。
LabVIEWでは、?端子につなげたTrue/Fales、数値、文字列で判定して、ケースを選択実行します。
イベントストラクチャ
イベントストラクチャは、指定したイベントの発生すると、囲んだストラクチャの中に作成されたプログラムを実行します。
イベントは、「ボタンをクリックする」「値を変更する」などユーザー操作とLabVIEW関数でプログラムで実行させることが出来ます。
シーケンスストラクチャ
フラットシーケンスストラクチャは、このストラクチャの中に作成されたプログラムをフレームの左から右の順番で実行します。
各フレームは、フレーム内のプログラムが全て実行終わると次のフレームのプログラムを実行します。
次回から各ストラクチャ・ループの詳しい説明をしていきます。
LabVIEWのストラクチャ・ループには他にも時間を指定するタイミングループ、プログラムの実行を無効にするダイアグラム無効ストラクチャなどがあります。
LabVIEWプログラムをする中で、別のストラクチャ・ループを試していくのも良いでしょう。