LabVIEWを使用した設備状態監視システム開発事例
ペリテックの状態監視システムとは
- 設備の運転状態や健全性の把握に役立つシステムです。
- 既設・新設問わず取付が可能。
- 長期間の安定稼働。
- 多種多様なセンサ信号の同期収録。
- ロギング装置など端末でのデータ処理が可能。
- Web経由でのモニタリングが可能。
要求される機能・課題についてペリテックのアプローチ
- 24時間365日の長期安定性
→長期安定動作が保証されたハードウェア - 多種多様なセンサ信号の収録、また、それら信号の同期収録
→多チャンネル同期収録可能なハードウェア - データの大容量化
→端末のロギング装置内で高速にデータ処理をおこない、取り扱うデータサイズを圧縮する。 - 遠隔でのモニタリング(工場と監視室、ベンチとデスク)
→Webブラウザ経由でシステムのビューイングを可能とする
事例紹介1:エンジンベンチの安全監視装置
- ベンチ内の温度、ガス濃度、液漏れをセンシングし、火災を未然に防ぐ。
- 異常感知時は、インターロック信号を出力し、装置を止める。またweb経由で異常を報告する。
課題と解決
1.ベンチ内の様々なセンサ信号を長時間安定して収録可能なこと。
NI CompactRIOを採用することで解決
NI CompactRIOの特徴
- リアルタイムOSおよびFPGAを搭載。
- センサ信号に応じて、必要なモジュールを選択可能。(AIO,DIO,熱電対,CAN,など)
2.収録したデータを一元管理可能なこと
ベンチルームごとに設置したCompactRIOのデータを一元管理するサーバを構築した。標準で提供されているシェア変数機能によりデータ共有処理を簡素化できた。
3.実験棟外からwebブラウザ経由にて監視状態のビューイングが可能なこと
NIのウェブパブリッシュツールの使用によって、webブラウザ経由での監視状態のビューイングを実現した
事例紹介2:生産設備の状態監視装置
- 破損寿命リスクを予測する。
- 搬送オーバーホール周期予測をする。
- 故障個所の予測と推定を行う。
- 端末でのデータ処理を行い、上位装置へは意味のあるデータのみを送信
事例紹介3:ダイナモ試験設備の状態監視・制御装置
- ダイナモ試験設備内の各種装置の状態を監視
- 各種装置を統合制御するアプリケーションにより、自動試験を実現