LabVIEWとPythonの両方を使う
※このページは、NIの「LabVIEWとPythonの両方を使う」セミナーの内容を基に記載しています。
LabVIEWは、幅広いアプリケーション開発に使用できます。しかし、LabVIEWで簡単にできないこと、例えばスクリプトやWebアプリケーションにはPythonを使うようになりました。
LabVIEWとPythonを組み合わせ、それぞれの長所を活かすことにより、優れた自動テストシステムを作成することができます。
LabVIEW vs Python それぞれ異なる強みを持つ
LabVIEW
- シームレスなハードウェア統合
- RTとFPGAアプリケーションの開発
- 同時マルチスレッディングをサポートする簡単なGUI開発
Python
- 大きなコミュニティ
- 高い移植性
- 膨大な数のパッケージとライブラリ
- 無償で利用可能
統合への取り組み
LabVIEWからPythonを呼び出す
LabVIEWは、エンジニアが自動試験システムを開発するために使用するグラフィカルなプログラミング環境です。内蔵のユーザーインターフェースによる計測器の自動化やテストの監視を得意としています。LabVIEWプログラムでは実行中にPythonファイルを呼び出すことができるPython Nodeを導入しています。
PythonからLabVIEWを呼び出す
Pythonは汎用的なプログラミング言語で、使用料がかからず、データ分析に強いということで人気があります。
LabVIEWにPythonを組み込むことで、Pythonの柔軟なスクリプト機能とLabVIEWのシステム設計ツールを融合させることができます。
LabVIEWとPythonの連携ワークフロー
Test Workflow（テストワークフロー）は、NIの最も人気のあるテスト用ソフトウェアをバンドルしたもので、機器の自動化、テストシーケンス、データ解析など、目的に応じたツールが含まれています。
LabVIEWとPythonで得意とするものを使い、既存のプログラムを再利用して、言語間の相互運用を効率的に行う方法です。
LabVIEWで開発時間を短縮し、Pythonを使用して高度なカスタマイズと自動化を行うことができます。
