DIAdemの使用例
DIAdemのLabVIEW使用例を紹介
今回、ペリテックがLabVIEW開発において、データの確認やお客様への説明に使用しているDIAdemをご紹介します。
DIAdemとは
DIAdemは、NI社が販売する計測データの集約、検査、分析、およびレポート作成のためのデータ管理ソフトウェアです。
- データの閲覧、解析をするアプリケーションです。
- イメージは、EXCELの機能に+α 解析ツールなど、データ解析や分析、レポート作成に特化したような作りになっています。
- データ検索機能があります
- 操作が直感的にできます
DIAdemは、膨大な計測データから特異点や傾向の抽出などデータ解析・分析を行っている業務をされているお客様にとって、強力なツールになると思います。
TDMSファイルとは
TDMSファイルタイプは、計測データを保存する目的でNIによって設計された形式です。
DIAdemで読み込むことができるファイルフォーマットです。TDMSファイルはLabVIEWから簡単に作成できます。
欧州の標準規格であるASAM-ODSに準拠しています。
データは、3階層構造になっていて、テストデータのさまざまな計測条件を紐付けさせることによりデータの検索を容易にしてます。
- ファイル
- グループ
- チャンネル(プロパティ、データ)
DIAdem操作の流れ
DIAdem画面の左側のタブを上から切り替えながらレポート作成へ進みます
- NAVIGATOR データの読み込み・検索
- VIEW データの表示(グラフ、リスト)
- ANALYSIS データの解析・統計
- REPORT レポート作成
- (SCRIPT) 上記操作の自動化
Report作成例
予めレポートのレイアウトを部品リスト から選んで配置します。
右側 に表示されているデータリストからデータchを選んでレイアウトした部品(グラフやリスト)へドラッグするだけで
簡単に表示されます。
スクリプトの作成方法
データを解析する際、毎回行うような処理をスクリプトへ登録するとボタンひとつで処理することが可能です。
EXCELマクロを組むのと同様に、操作を記録するとスクリプトが自動的に作成されます。また、VBAで記述可能です。
LabVIEWとの連動
スクリプトから簡単にVIの呼び出しが可能です。簡単なユーザインターフェイスを作成し、VIコネクタを使って、スクリプトとVI間のデータのやり取りも簡単に行えます。
デバッグツールのインストール
スクリプト上でプログラムのデバッグを行う場合、Windows Script Debuggerのインストールが必要になります。
プログラムを途中で停止させて、変数の値をモニタすることが可能になります。