Agilent 34461AのLabVIEW計測ドライバにおける動作問題について
LabVIEW計測器ドライバ「Agilent 3446X Series Meter」を使用して、デジタルマルチメーター「Keysight(Agilent) Technologies 34461A」を制御しようとした際に発生した問題について、解決方法を記載します。
問題動作
DMM 34461AをLabVIEW計測器ドライバ「Agilent 3446X Series Meter」で操作したところ、エラーが発生しました。
「Agilent 3446X Series.lvlib:Initialize.vi」でプログラムが止まり、操作を受け付けず、数分後にタイムアウトエラーエラーとなります。
「Agilent 3446X Series.lvlib:Error Query.vi」の「:SYST:ERR?」VISA書き込みの後のVISA読み込みで停止します。
解決方法
解決方法として、以下の3通りの方法が確認されいます。
1.Initialize.vi を使用しない
「Agilent 3446X Series.lvlib:Initialize.vi」 を使用せずに、VISA関数の「VISAを開く」を使用します。
2.Default Instrument Setup.viのコマンドを変更
「Agilent 3446X Series.lvlib:Default Instrument Setup.vi」のVISA書き込みに入力されているコマンドを「*ESE 60;*SRE 48;*CLS;」を「*ESE 60;*CLS;」に変更します。
変更箇所:[Initialize.vi] TRUEケース→[Reset.vi]→[Default Instrument Setup.vi]、および、[Initialize.vi] FALSE ケース→[Default Instrument Setup.vi]
3.Error Query.viに待機を追加
「Agilent 3446X Series.lvlib:Error Query.vi」の「:SYST:ERR?」VISA書き込みの後に 500msecの待ち時間を追加します。
使用計測器 DMM 34461A
キーサイト・テクノロジー(アジレント・テクノロジー) のデジタル・マルチメータ 34461Aを使用しました。
LabVIEW 計測器ドライバ(Agilent 3446X)
LabVIEW計測器ドライバ「Agilent 3446X Series Meter」をNI 計測ドライバネットワークからダウンロードしました。
NI製品ディスカッションフォーラム
今回の問題については、NIのディスカッションフォーラムにも掲載されています。