LabVIEW開発者再認定試験(CLD-R)
LabVIEW開発者再認定試験とは
LabVIEW開発者再認定(CLD-R:Certified LabVIEW Developer Recertification)試験は、LabVIEW開発者認定の有効期限3年後、再度3年間の認定を取得する試験です。
試験の概要
- 出題形式:選択式試験(4択)
- 試験時間:1時間
- 試験問題数:40問
- 合格基準:70%(40問中28点正解)
- 結果発表:試験完了後、その場で合否通知
試験区分
No | 項目 | 割合 | 配点 |
---|---|---|---|
1 | アーキテクチャ/プロジェク | 10% | 4点 |
2 | イベント | 10% | 4点 |
3 | エラー処理 | 10% | 4点 |
4 | デバッグ | 12.5% | 5点 |
5 | パフォーマンス | 10% | 4点 |
6 | タイミング | 10% | 4点 |
7 | 再帰/再入可能 | 5% | 2点 |
8 | テスト | 5% | 2点 |
9 | 外部コードの呼び出し | 2.5% | 1点 |
10 | 共有変数 | 2.5% | 1点 |
11 | VIサーバー | 10% | 4点 |
12 | ファイルI/O | 7.5% | 3点 |
13 | LabVIEWの新機能 | 5% | 2点 |
合計 | 100% | 40点 |
サンプル問題
LabVIEW開発者再認定(CLD-R)のサンプル問題がNI社のWEBサイトからダウンロードできます。
(ダウンロードにはNIのアカウント登録が必要です。)
https://www.ni.com/ja-jp/shop/services/education-services/certification-program.html
サンプル問題は40問が2ファイルで全80問となります。
CLD-R試験問題には、サンプル問題と類似した問題が50%ほど出題されます。
試験形式
- 試験はオンラインで行われます。
- PCで試験用のアプリケーションを起動して試験を開始します。
- マウスで回答を選択、NEXTボタンで次の問題に進みます。
- 制限時間1時間以内ならば選択を変更可能です。
- 問題一覧画面で、選択した回答を確認でき、各問題ページにジャンプすることができます。
- 回答が完了した場合、1時間経過する前に、試験を完了、合否を受けることもできます。
見直し
オンライン試験アプリケーションでは見直し機能があります。フラグをON/OFFすることで、自分が再チェックしたい問題に目印をつけることができます。
注意点
問題をよく読むこと
試験ではサンプル問題から少し問題を変えて出題されていることがあります。サンプル問題と同じ誤認して、サンプル問題とおなじ回答をすると不正解となります。
例題1
サンプル問題
以下のブロックダイアグラムでは、両方のイベントストラクチャはイベントケースが完了するまでフロントパネルをロックしないように構成されています。2つの制御器の値が変更された場合、VIはどのように動作するでしょうか。
a. VIはイベントを待機せず、ダイアログは表示されることなく実行が終了する
b. 値1が変更される前に値2が変更された場合、VIのフロントパネルが応答しなくなる
c. 値1が変更される前に値2が変更された場合でも、VIは最後まで動作する
d. どの制御器の値が変更されても、VIのフロントパネルが応答しなくなる
答え c
試験の問題
以下のブロックダイアグラムでは、両方のイベントストラクチャはイベントケースが完了するまでフロントパネルをロックするように構成されています。2つの制御器の値が変更された場合、VIはどのように動作するでしょうか。
a. VIはイベントを待機せず、ダイアログは表示されることなく実行が終了する
b. 値1が変更される前に値2が変更された場合、VIのフロントパネルが応答しなくなる
c. 値1が変更される前に値2が変更された場合でも、VIは最後まで動作する
d. どの制御器の値が変更されても、VIのフロントパネルが応答しなくなる
答え b
サンプル問題では「フロントパネルとロックしない」となっているが、試験で出題された問題では「フロントパネルとロックする」に変わっているため、動作が異なる。
例題2
サンプル問題
Data File1.txtが存在しない場合、以下のVIはどのような動作を行いますか。自動エラー処理が有効化されていると想定してください(デフォルト設定)。
a. VIは「ファイルを閉じる」関数に達するまで実行し続け、そこで一時停止し、ファイルが見つかりませんというエラーメッセージを返す
b. VIは「ファイルを開く/作成/置換」関数に達するまで実行し続け、ファイルが見つかりませんというエラーメッセージを返す
c. VIは中断されることなく実行を完了し、ファイルが見つかりませんでしたというエラー情報を「エラー出力」表示器に表示する
d. Whileループは1回実行し、「テキストファイルに書き込む」関数がData File1.txtへの書き込みに失敗すると終了する。ファイルが見つかりませんと「エラー出力」表示器に表示する
答え b
試験の問題
Data File1.txtが存在しない場合、以下のVIはどのような動作を行いますか。自動エラー処理が有効化されていると想定してください(デフォルト設定)。
a. VIは「ファイルを閉じる」関数に達するまで実行し続け、そこで一時停止し、ファイルが見つかりませんというエラーメッセージを返す
b. VIは「ファイルを開く/作成/置換」関数に達するまで実行し続け、ファイルが見つかりませんというエラーメッセージを返す
c. VIは中断されることなく実行を完了し、ファイルが見つかりませんでしたというエラー情報を「エラー出力」表示器に表示する
d. Whileループは1回実行し、「テキストファイルに書き込む」関数がData File1.txtへの書き込みに失敗すると終了する。ファイルが見つかりませんと「エラー出力」表示器に表示する
答え c
サンプル問題では「ファイルを開く/作成/置換」関数からのエラー出力がないが、試験で出題された問題では関数同士のエラーコードが接続されているため、最後まで実行される。