ブール関数 LabVIEW
LabVIEW基本講座5-4
LabVIEWのブール関数を説明します。ブール関数は、ブール(True/Fales)、数値に論理演算を行い結果を出力します。
また、数値(0,1)をブール(Fales,True)に変換、ブールを数値に変換します。
ブール関数一覧
And
論理積 (AND) を計算します。
例:TRUE ∩ FALES = FALES
Or
論理和 (OR) を計算します。
例:TRUE ∪ FALES = TRUE
Exclusive Or
排他的論理和 (XOR) を計算します。
例:TRUE (XOR) FALES = TRUE
Not
論理否定(NOT)を計算します。
例:FALESを否定 = TRUE
複合演算
複数のブール、数値の論理演算をします。論理演算 (OR、AND、XOR) を選択することができます。
OR
例:TRUE ∪ FALES ∪ TRUE = TRUE
AND
例:TRUE ∩ FALES ∩ TRUE = FALES
XOR
例:TRUE (XOR) FALES (XOR) TRUE= FALES
Not And
否定論理積 (NAND) を計算します。
例:TRUE (NAND) FALES = TRUE
Not Or
否定論理和 (NOR) を計算します。
例:TRUE (NOR) FALES = FALES
Not Exclusive Or
排他的論理和 (XOR) の論理否定 (NOT) を計算します。
例:TRUE (XOR) FALES = FALES を否定してTRUE
Implies
論理包含(IMP)を計算します
TRUE (IMP) FALES = FALES
配列要素のAnd
配列の論理積 (AND) を計算します。ブール配列内の全てがTRUEの場合、TRUEを出力します。1つでもFALSEがある場合は、FALSEを出力します。
例:配列[TRUE,FALES,TRUE]の(AND)=FALES
配列要素のOr
配列の論理和 (OR) を計算します。ブール配列内の全ての要素がFALSEの場合、FALSEを出力します。1つでもTRUEがある場合は、TRUEを出力します。
例:配列[TRUE,FALES,TRUE]の(OR)=TRUE
数値をブール配列に変換
整数をブール配列に変換します。数値を2進数として1をTREU、0をFALESとしてブールに変換します。
例:数値5(2進数で101)=配列[TRUE,FALES,TRUE]
ブール配列を数値に変換
ブール配列を数値の2進数で解釈して数値に変換します。
例:配列[TRUE,FALES,TRUE]=5(2進数で101)
ブールから (0,1) に変換
ブールのFALSEを0、TRUE1に変換します。
例:FALSE=0
配列・クラスタの論理演算
ブール関数は配列、クラスタの演算にも対応しています。
配列の演算は配列同じ配列か単体の数値入力に対応します。
例:配列[TRUE,TRUE,FALES](AND)配列[TRUE,FALES,TRUE]=配列[TRUE,FALES,FALES]
クラスタの演算は同じタイプのクラスタに対応します。
例:クラスタ[TRUE,FALES](OR)クラスタ[FALES,FALES]=クラスタ[TRUE,FALES]
数値の論理演算
ブール関数は数値の論理演算にも対応しています。数値の場合、数値を2進数で解釈して計算します。
例:3(2進数で11) (AND) 2(2進数で10)= 2(2進数で10)