RFIDリーダー PaSoRi LabVIEWプログラム開発(SDK使用編)
PaSoRi(パソリ) RC-S300 リーダーLabVIEWプログラム開発
株式会社ペリテックが行ったRFIDリーダーPaSoRi(パソリ) RC-S300をLabVIEWプログラムで開発した事例を紹介します。
PaSoRi RC-S300 リーダー
PaSoRi(パソリ) RC-S300は、ソニー株式会社より販売されているUSB接続型のNFC/FeliCaリーダーです。
対応通信規格
- FeliCa
- ISO/IEC 14443 Type A / Type B
- ISO/IEC 15693
LabVIEWプログラミング
開発には、ICS-D004/80J SDK for NFC Liteを使用しました。
ICS-D004/80J SDK for NFC Liteは、ソニー株式会社が提供しているNFC、または、FeliCaを利用するアプリケーションソフトウェア開発できるツールです。
ライブラリ呼び出し
ICS-D004/80J SDK for NFC LiteのDLLファイル「felica.dll」をLabVIEW関数の「ライブラリ呼び出し」で読み込みます。
DLLファイル:様々なプログラムから利用可能な機能を部品化したプログラムのこと。プログラム上で呼び出すことで機能を使用できます。
コマンドリファレンスを参考にライブラリ関数のパラメータを設定します。
サンプルプログラムを参考にLabVIEWでプログラム
ICS-D004/80J SDK for NFC Liteに付属されているC言語のサンプルプログラムをLabVIEWプログラムで再現します。
サンプルプログラムを参考にしてFelicaのIDmを読み込みプログラムをLabVIEWで作成します。
IDmの出力テスト
作成したLabVIEWプログラムを実行して、FelicaカードのIDmの読み込みができることを確認します。ICS-D004/80J SDK for NFC Liteに付属されているサンプルアプリケーションで読み込んだIDmとLabVIEWプログラムで読み込んだIDmを比較して、同じ結果であることを確認します。