LabVIEW2022 新機能
最新のLabVIEW「LabVIEW2022」の新機能を紹介します。(2022年8月)


サポートOSの更新:Windows 11をサポート
Windows 11のサポートが追加されました。
LabVIEW2022は以下のOSをサポートします。太文字が追加されたOSです。
- Windows 11
- Windows 10
- Windows Server 2022
- Windows Server 2019
- Windows Server 2016
- macOS 12
- macOS 11
LabVIEWをドライバから独立
- LabVIEWのバージョンに依存しないドライバ/ツールキット
- 新しいLabVIEWリリースごとにドライバを更新する必要はなくなりました。
これまではLabVIEWのバージョンをアップグレードすると、ドライバやツールキットも合わせてアップグレード、再インストールする必要がありました。
LabVIEW 2022以降のLabVIEWでは、LVAddons(C:\Program Files\NI\LVAddons)と呼ばれる共有の場所からロードされるようになりました。これによりLabVIEWをバージョンアップしても、アップグレードまたは再インストールする必要がなく、そのまま新しいバージョンのLabVIEWので動作します。
Pythonのサポート向上
- パラメータとしての Python クラスの受け渡しをサポート
- Pythonクラスオブジェクトを表す新しいLabVIEW Refnum

LabVIEW 2022は、PythonオブジェクトRefnumによるPythonノードの使用をサポートしています。このタイプのRefnumを使用して、Pythonオブジェクトを戻り値タイプとしてPythonノードに渡したり、Pythonノードに入力パラメータとして渡したりすることができます。
MATLAB関数でバージョンを指定可能
- LabVIEWから呼び出すMATLABバージョンを指定することができます。

複数のバージョンのMATLABがインストールされている場合は、関数を右クリックして、「MATLABで開く」で、LabVIEWから呼び出すバージョンを指定することができます。
LabVIEW gRPCサポート向上
LabVIEWのgRPCクライアントおよびサーバーをサポート

gRPC:ネットワーク上に接続された他の端末のプログラムを呼び出して、実行させるためプロトコル。Googleが開発したRPC。
VIの比較機能がベースエディションとフルディションで使用可能
LabVIEW2022では、VIの比較機能が、これまでのプロフェッショナル版だけでなく、ベース版、開発版、プロフェッショナル版の全てのエディション で利用可能になりました。

Actor.lvclassのUninitメソッド
- Actor Frameworkでは、Actorクラスに新しいUninitメソッドが追加されました。
- メソッドをオーバーライドして、実行中に取得したリソースを解放することができます。

Actor Framework(アクターフレームワーク)とは、互いに通信する複数の独立したタスクで構成されるLabVIEWアプリケーションを作成するためのテンプレートです
プロパティ、メソッドの追加/変更
- ぺージクラスに「Z順位:制御器[]」が追加されました。
- 「制御器の並べ替え」メソッドが、「タブ順序を並べ替える」に変更されました。

リリースノート・インストーラー
LabVIEW2022リリースノート
https://www.ni.com/ja-jp/support/documentation/release-notes/product.labview.html
LabVIEW2022インストーラーダウンロード
https://www.ni.com/ja-jp/support/downloads/software-products/download.labview.html