PaSoRi用LabVIEWツールキット

RFIDリーダー PaSoRi(パソリ)RC-S300対応

ソニー製のUSB接続型RFIDリーダーPaSoRi(パソリ)RC-S300対応した、ペリテックの「PaSoRi用LabVIEWツールキット」を紹介します。

動作環境

OS：Windows 10、11
対応機種：PaSoRi PC-S300
LabVIEW環境：LabVIEW2018、2019、2020、2021、2022、2023
PaSoRiデバイスドライバ

インストール方法

ツールキットを動作させるために、以下をインストールします。

PaSoRiデバイスドライバ

PaSoRi用LabVIEWツールキットを使用するためには、PaSoRiのデバイスドライバをインストールしておく必要があります。インストールディスクの「PaSoRi_Driver」の「NFCPortWithDriver.exe」を実行して、インストールしてください。
最新のデバイスドライバはソニーのWEBページからダウンロードしてください。

https://www.sony.co.jp/Products/felica/consumer/support/download/nfcportsoftware.html

LabVIEW

PaSoRi用LabVIEWツールキットはLabVIEWで使用します。LabVIEWをインストールしておく必要があります。
LabVIEW開発環境は、NIからライセンスを購入して、インストールしてください。

VI Package Manager（VIPM）

PaSoRi用LabVIEWツールキットは、VI Package Manager（VIPM）を使用してインストールします。
VIPMをインストールおよびアップグレードしてください。

VIPMのインストーラは、NIサイトからダウンロードできます。
https://www.ni.com/ja-jp/support/downloads/tools-network/download.jki-vi-package-manager.html

PaSoRi用LabVIEWツールキット　インストール

VIPMを使用してPaSoRi用LabVIEWツールキットをインストールします。
VIPM画面から「Pasori_toolkit.vip」を読み込んでインストールします。
インストール完了後、LabVIEWを起動すると、関数パレットに「PaSoRi Toolkit」が追加されます。

PaSoRi Driver VI一覧

VIアイコン	VI名	動作内容
	Connect.vi	指定したリーダーとICカードの間の接続を確立します。
	Disconnect.vi	指定したリーダーとICカードの間で開かれる接続を終了します。
	Establish Context.vi	ICカードリソースマネージャに接続してハンドルを取得します。リソースマネージャーコンテキスト (スコープ) を確立します。
	Free Memory.vi	ICカードリソースマネージャのメモリ領域を解放します。
	General Authenticate.vi	一般認証命令。デバイスに、非接触型カード (PICC) を使用して安全なトランザクションを開始するように要求します。
	Get Attribute.vi	指定されたハンドルの現在のリーダー属性を取得します。
	Get Card Name.vi	カードからカード名データを取得します。
	Get Card Speed.vi	リーダーとカード間の通信速度を取得します。
	Get Card Type Name.vi	カードからカードタイプの名前を取得します。
	Get Card Type.vi	カードからカードタイプを取得します。
	Get Reader Type.vi	リーダータイプを取得します。
	Get UID.vi	カードからUID/IDmを取得します。
	List Readers.vi	PCに接続されているリーダーのデバイス名を取得します。
	Load Key.vi	認証キーをリーダーにロードします。
	Select File.vi	論理チャネル内の現在の基本ファイルを設定するアプリケーションプロトコルデータユニット(APDU) コマンドを作成します。
	Read Binary.vi	カードのメモリからデータを読み込みます。
	Update Binary.vi	カードのメモリ (ワイヤードロジックPICC または VICC) にデータを書き込みます。既にデータのあるメモリブロックのデータを更新します。
	Release Context.vi	リソースマネージャーコンテキスト (スコープ) を開放します。
	Status.vi	リーダーとICカードの現在のステータスを取得します。
	Write Binary.vi	カードのメモリ (ワイヤードロジックPICC または VICC) にデータを書き込みます。データのないメモリブロックにデータを初めて書き込みます。
	Transmit.vi	カードにサービス要求を送信し、カードから応答を受信します。
	Status Bytes Description.vi	Status bytesに対応する説明文を出力します。
	Sample Read VI.vi	カードからの読み込みサンプルVIです。
	Sample Write VI.vi	カードへの書き込みサンプルVIです。