音源可視化ソリューション
様々な業界で「静音化」「低騒音化」がキーワードに
近年、さまざまな業界で、製品の「静音化」「低騒音化」による快適性が競合との差別化要因となっています。
- ⾃動⾞業界では、次世代⾞両のEV化、⾃動運転化を⾒据えた⾞室内静音化
- 家電業界では、省エネ開発と密接にリンクする低騒音化設計
- 建設業界では、竣⼯後の異音発⽣箇所調査
音の問題に対する状況把握から対策へ。検証・改善をよどみなく、効率的に⾏うために、現場では「音源可視化」の必要性が高まっています。
「音」を測る上での基本用語
音とは、空気などの媒質を伝わる波の⼀種であり、以下の物理的特徴を有します。
- 音の高さ→波の周波数:周波数[Hz]
- 音の大きさ→波の振幅:音圧レベル[dB]
- 音色・音質→波の形?現在も研究中…
音源可視化に使用されるパラメータには、以下のものがあります。
- 音圧:ある場所における、音圧の変動を表すスカラー量。音源の好ましくない影響や不快度を評価する。
- 音響パワー:音源から単位時間あたりに放射される、音のエネルギー。音源の格付けに使用する。
- 音響インテンシティ:ある場所における、音のエネルギーが流れる量と⽅向を表すベクトル。音源の位置の特定と格付けに利用する。
音響可視化手法
音圧マップ | 音圧を測定し、位置情報と音圧値から音圧分布を表現するものです。 |
音響インテンシティ | 音の進行する方向性を考慮に入れた、音をベクトル量で表現するものです。 |
ビームフォーミング法 | 特定の方向から音を集録し、音の方向に基づいて音レベルを識別した表現したものです。 |
音響ホログラフィ | 音波の干渉を利用して空間内の音の強度の分布を表現するものです。 |
音響可視化手法の適用範囲
音源可視化ソリューション
(株)ペリテックの音源可視化ソリューションは、ハンディタイプ測定マイクを使用して、カメラで映像を撮影すると同時にマイクで音を検出しながら、画像に音の強弱を色で表示します。リアルタイムで解析状況を表示すると共に、画像と音のデータを記録します。