LabVIEW2021 新機能
新しいLabVIEW「LabVIEW2021」の新機能を紹介します。
デザイン変更
LabVIEW2020からLabVIEW2021で、画面やアイコンのデザインが変わりました。その一部を紹介します。
LabVIEW2021 | LabVIEW2020 |
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ショートカットアイコン2021 | ショートカットアイコン2020 |
起動画面2021 | 起動画面2020 |
トップ画面2021 | トップ画面2020 |
exeアイコン2021 | exeアイコン2020 |
編集中に非表示の表示器を表示
フロントパネルで「制御器を隠す」かコントロールパネルで「Visible」をFalesにすると制御器が非表示になります。
これまで非表示にした制御器を再度表示するには、制御器を検索して表示させるか、ブロックダイアグラムで変更する必要がありましたが、プログラム中は表示させることができるようになりました。
[編集]→[編集中に非表示の表示器を表示]を選択すると、非表示の制御器が、編集作業中は表示が表示され、実行中に非表示になる状態になります。新しいLabVIEWを終了時の警告ダイアログ
LabVIEWを終了する際に、実行中のVIがある時、警告ダイアログが表示されるようになりました。
新しい実行セキュリティ警告
VIプロパティで「開いたら実行」が設定されているVIを開く際に警告ダイアログが表示されるようになりました。
目的は、サンプルVIを装った悪意のあるコードからユーザーを保護することです。
新しいMATLAB関数
LabVIEWからMATLAB関数を呼び出すLabVIEW関数が新しく追加されました。
新しいSFTP API
LabVIEWから SFTP(SSH File Transfer Protocol)を使用するための新しい関数が追加されました。
SFTP:SSHで暗号化された通信路を使って安全にファイルを送受信するプロトコル。
SFTPサンプルVIも追加されています。
Phytonサポート
LabVIEWのPhython関数が Python 3.6からPython 3.7、3.8、3.9に追加対応するようになりました。
また、Open Python Session関数は、Python実行可能ファイルへのパスにオプションのパラメーターを受け取るようになりました。
LabVIEW2021リリースノート
上記で紹介した機能以外にも「macOS BigSurサポート」「自己署名証明書を使用したSystemLinkサーバーへのより簡単な公開」など新しい機能がLabVIEW2021に追加されています。詳しくはNIリリースノートを参照ください。
LabVIEW2021リリースノート
https://www.ni.com/ja-jp/support/documentation/release-notes/product.labview.html