LabVIEWでの画面サイズ変更と拡大・縮小対応の方法

LabVIEWにおいて、画面サイズを変更した際に、オブジェクトを拡大・縮小する方法を記します。

1. ウィンドウサイズに合わせてグラフやUI部品を拡大・縮小させる方法

LabVIEW標準の機能だけで可能です。

オブジェクト別に設定する方法

  1. フロントパネルで拡大・縮小するオブジェクトを右クリック
  2. 「オブジェクトをペーンと一緒にスケール」をONにします。
「オブジェクトをペーンと一緒にスケール」をON

ウィンドウサイズの変更に応じて、オブジェクトのサイズが自動調整されます。

ウィンドウサイズの変更に応じて、オブジェクトのサイズが自動調整されます。

画面内全てのオブジェクトを設定する方法

  1. VIのメニューからファイル→VIプロパティを選択
  2. VIプロパティで、「カテゴリ:ウィンドウサイズ」画面の「ウィンドウのサイズ変更とともにパネル上ですべてのオブジェクトをスケール」チェックをONにします。
ウィンドウのサイズ変更とともにパネル上ですべてのオブジェクトをスケール

ウィンドウサイズに応じて、画面内全てのグラフやボタン等のサイズが自動調整されます。

ウィンドウサイズに応じて、画面内全てのグラフやボタン等のサイズが自動調整されます。

2. 文字サイズまで含めて拡大・縮小したい場合

LabVIEWの標準機能では文字サイズはスケーリングされません。
プログラムによる対応が必要です。

方法例

  1. フォントサイズを変更するコードを追加
  2. プロパティノードで各UI要素のフォントサイズを制御
  3. 全UIオブジェクトをリファレンスで列挙して、フォントサイズを変更

プロパティノードにフォントサイズの値を入力してサイズを変更する

プロパティノードにフォントサイズの値を入力してサイズを変更する
  • 文字列の制御器「Text.FontSize」
  • 数値の制御器「NumText.FontSize」
  • ボタンの制御器「BoolText.FontSize」
文字サイズまで含めて拡大・縮小したい場合