グラフ LabVIEW
LabVIEW基本講座4-4
LabVIEWのグラフオブジェクトについて説明します。
LabVIEWには、波形チャート、波形グラフ、XYグラフ、強度チャート、強度グラフ、3Dグラフなど様々なグラフが用意されています。
各グラフは、入力されるデータの形式により表示が異なります。
多チャンネル表示を行うなどの目的の表示を行う場合には、その手法を理解しておく必要があります。
今回はグラフの中で代表的な波形チャート、波形グラフ、XYグラフを説明します。
波形チャート
波形チャートグラフはチャートレコーダに似た表示を行います。
波形チャートは、入力したデータを記録して、記録データとして保持して、新しく入力されたデータに記録データを追加した表示を行います。
波形チャートの入力データ型は、数値、配列、クラスタ、波形データとなります。
波形グラフ
波形グラフは入力されたデータを一括でグラフ表示します。グラフ表示は設定で折れ線グラフ、棒グラフと選べます。
入力データは、数値配列、波形データ、X軸の開始データ(X0)、X軸のデータ、インターバル(⊿X)を含む3つの要素からなるクラスタになります。
XYグラフ
XYグラフは、(X,Y)で入力した座標を結んで表示を行います。
X,Yを指定するので、散布図など左から順に表示しないグラフを表示できます。
入力データは、X点とY点の配列となります。